TikTokの「コンセントチャレンジ」アメリカでの流行に火災の可能性で警告

TikTokの「コンセントチャレンジ」アメリカでの流行に火災の可能性で警告

アメリカのマサシューセッツ州で「コンセントチャレンジ」なるものが流行しているという。

 

動画配信アプリのTikTokにアップされたことで、警察沙汰に発展。

 

コンセントに充電にをはめ込み、USBのコードを外して見える金属部分に、1セントコインを接触させショートさせるというもの。

 

コンセントのカバーが焦げて破損したことで、器物破損となっている模様。



TikTokの「コンセントチャレンジ」アメリカでの流行に火災の可能性で警告

アメリカマサチューセッツ州のプリマスの高校では、コンセントと充電器、プラグにくっついた状態のコインが発見された。

 

怪我人が出るにはいたらなかったものの、電気系統に支障をきたす可能性がある危険な行為。

 

コンセントが使えなくなり、火災にもなりかねない行為で、高校では放火未遂と器物破損で訴えるとしています。

 

コンセントチャレンジを行ったのは、15歳の男子生徒3人。

 

日本では、ツイッターに迷惑行為をアップする謎な人たちの「バカッター」が度々話題となりますが、世界にも似たような人はいるということが分かります。

 

こうなることは、当たり前のように分かるはずなのに、目立ちたいのかスリルを楽しんでいるのか・・・後悔先に立たずを地で行くタイプのようですね。

 

ちなみにアメリカでは「Outlet Challenge(アウトレットチャレンジ)」と呼んでいるとのこと。

火災になる可能性を想像できていない

現地の消防は、火災になる可能性や感電して命を落としてしまう可能性について、理解してやっているとは思えないと話す。

 

親は、子供にマネをしないように注意してほしいとのことですが、高校生になってまで親がどこまで注意できるのだろうか。

 

今回のケースでは学校で行われたものなので、親の目なんて届かない。

 

近くにいる学校の先生が止められなかったのだから、親がどうこうの問題ではないような気もします。

 

また、マサチューセッツ州のウエストフォードにある学校でもコンセントチャレンジが行われたのか、出火し火災報知器がなる騒ぎも起こったという。

 

火災になるか感電するなどして、痛い目に遭わないとおそらく直らないとは思いますが、日本で真似する人が出てこないことを願いたいものです。

 

日本では以下のように定められています。

器物破損罪(刑法261条)
3年以下の懲役または30万円以下の罰金もしくは科料
現住建造物等放火罪(刑法108条)
シケイまたは無期もしくは5年以上の懲役

 

悪ふざけでやっただけだとしても、大きな火災や命に関わることになれば、未来が一変してしまう可能性もあります。



火花は何度くらいになるのか

コンセントの火花は、1セント硬貨が溶けるほど。

 

1セントは、成分のほとんどが亜鉛でできています。

 

亜鉛が溶ける温度(融点)は、419.5度とかなり高いんですよね。

 

ということは、一瞬とはいえそれ以上の熱が発生しているということになります。

 

日本のコンセントは100ボルトなのに対して、アメリカのコンセントは120ボルト。

 

日本の方が低いから安全だとは思わず、わざわざ意味のないチャレンジはしないように!

コンセントチャレンジの画像

Holden Fire Departmentのフェイスブック

 

KDKA https://pittsburgh.cbslocal.com/2020/01/24/firefighters-warn-against-tiktok-challenge/の動画

 

CNNの記事

まとめ

アメリカでは、TikTokによるコンセントチャレンジが流行し、消防も注意を喚起。

 

感電や火災のおそれもあり危険でしたが怪我がなかったことは何より・・・しかし、法的に訴えられるというハメに。

 

日本のバカッターも前例があるのに繰り返されていますが、なぜそういった人たちがいるのか。

 

現代の科学の発展との関係性や教育との関係など、徹底的に因果関係を研究すれば何か深い原因がありそうな気もするんですけどね・・・。



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