アメリカ・フロリダでイグアナが降る?珍・天気予報を発表!?

アメリカ・フロリダでイグアナが降る?珍・天気予報を発表!?

アメリカのフロリダ州では、2019年~2020年にかけての冬で一番の寒気に見舞われています。

 

1月21日(火)には、フロリダ州のマイアミで珍しい天気予報が発表され話題となっているのです。

 

今夜はイグアナが降るかもしれないので気をつけましょう

 

つまり、あまりの寒さに冬眠状態になって、木から落ちてくる可能性があるので注意ということのようです。



アメリカ・フロリダでイグアナが降る?珍・天気予報を発表!?

フロリダ州だけではなく、ノースカロライナ州、サウスカロライナ州など、各州で平年の平均気温を下回りました。

 

気温10度を下回ると、イグアナは体温調整ができずに7度以下で冬眠状態になるとのこと。

 

この状態を「コールドスタン」という。

 

生きてはいるが、活動をやめてしまい木に登っている場合は、落ちてきてしまうこともあるのです。

 

日本のペットショップで見るような小さなイグアナではなく、体長150センチメートル超の巨大なイグアナがいたるところに生息。

 

体重は9キログラムにもおよび、人間を直撃すれば大怪我になりかねません。

 

イグアナは、じっとして気温が10度にまるのをひたすら待ちますが、8時間以上続いてしまえば生きていられなくなる。

 

路面の凍結で足元に注意しながらも、イグアナが降ってくる可能性のある頭上も注意しなければならないという珍しい冬となるアメリカ東部の2020年冬なのです。

グリーンイグアナの駆除が盛ん

中南米からの外来生物として厄介者とされているグリーンイグアナは、駆除を積極的に推進しています。

 

今回の寒気によってイグアナハンターも狙いに来る可能性もあると話す専門家も。

 

イグアナは、植物をだべるだけではなく、土を掘る習性があるため民家の土台や道路などの崩落の可能性も高まり非常に危険視されています。

 

フンにはサルモネラ菌が含まれている場合もあり、人に感染する恐れもある。

 

プールにフンが混入しているケースも多いというのだから、うかうか子供をプールに行かせられない。

 

そんな事情もあってか、州に許可を得ずに住民の判断で駆除することが許されているのです。

 

生息数の詳細は分かっていないものの、1960年代から増加し始めたというのだから相当な数がいることが容易に想像できます。

 

増えてしまった原因の一つとして考えられるのは亜熱帯気候という生きやすい環境というのがある。

 

フロリダの南部に生息していますが、北部に移動しないのは比較的北部が寒いからだとのこと。

 

さらに、人口が増加しエサが豊富に手に入り、天敵も少ないという。

 

イグアナは植物を好んで食べる他、蝶やカタツムリなども食べるため、絶滅が心配される生物にまで影響を及ぼしているのです。

 

日本でも、池を抜いて外来生物を駆除する番組がありますが、世界の至るところで生態系が崩れていっているというのが分かりますよね。

 

外来種のほとんんどが、食用やペットとして過去に人間が持ち込んだことが原因です。

 

被害が拡大してから慌てる構図は、いつまで経っても変わりませんね。



2018にもイグアナが落下でSNSに投稿

2018年にもイグアナが寒さで落下したという自体が発生し、ツイッターで投稿もされています。

 

 

日本でこんな光景を目にしたら警察に電話することになりますが、フロリダでは普通にあり得ることというのが驚きですよね。

 

しかも、生きている可能性もあり、暖かくなってくれば動き出すんですからね。

 

ちなみに、グリーンイグアナは、沖縄の石垣島にも生息してしまっているんです。

 

さらに、グリーンイグアナは調理して食べることもできるので、気になる方は調べて見てください。

 

ただし、国や県、機関などに許可を取らなくてはならないのか、そもそも捕まえていいのか、食べていいのかなどはご自分で調査・判断してください。

 

もちろん責任は問えませんのであしからず。

まとめ

アメリカのフロリダでは、イグアナが低温によって冬眠状態となり降ってくることがある。

 

アメリカの気象局では、正式な天気予報として発表し話題に。

 

この冬もイグアナが降ってきたというSNSでの便りがやってくるかもしれません。



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