2020年1月17日に、ネパールのアンナプルナで雪崩が発生。
約200人が救助され、7人(韓国人4人・ネパール人3人)が行方不明に。
天候の悪化により、登山を途中で諦め引き返す途中で巻き込まれたとのこと。
ネパールで雪崩・200人が救助7人が行方不明!アンナプルナ登山
雪崩が起きたのは、ネパールのアンナプルナでベースキャンプに近い場所でした。
標高は3,230メートルあたりの地点で、2日間にわたって大雪が降っていたとのこと。
雪崩に巻き込まれ行方不明となっている7人中6人は同じ登山隊で、1人は荷物運搬を担当していたメンバー。
アンナプルナは、ヒマラヤの中央に東西約50キロメートルも連なるヒマラヤ山脈の山の総称で、「豊穣の女神」という意味を持つ。
しかし、エベレストよりも危険だと言われ、最も犠牲者が出る山としても有名なのです。
一番高いところで8,091メートル(第1峰)、世界で10番目の標高となっています。
アンナプルナは世界で初の8,000m級で登頂
アンナプルナは、世界で初めて人類が標高8,000メートルを超えた記念すべき山となっています。
しかし、北側は雪崩が起きやすく、南側は大きな岩壁となっているので、8,000メートル級の山の中でも一番登頂者が少ない危険な山としても有名。
1950年6月3日、モーリス・エルゾーグが率いるフランスの登山隊が無酸素で初登頂。
一人も犠牲を出すことなく無事帰還しましたが、エルゾーグと、登山隊のルイと合わせて30本の指を凍傷でなくしてしまったほど過酷なものとなった。
1964年10月13日には、京都大学の登山チームが南峰の7,219メートルに初めて登頂。
女性としての初登頂は、1978年10月15日にアメリカ女性隊のアイリン・ミラーとヴェラ・カルマコワがシュルパと一緒にダッチ・リブというルートから達成。
1979年5月8日、静岡県山岳連盟ヒマラヤ登山隊・田中成三がシュルパと一緒にダッチ・リブから日本人初登頂。
その後、様々な登山家チームが新ルートで登頂、有名な登山家が雪崩に遭ったりと転落したりという事故も起きています。
2014年には遭難事故も発生!
2014年10月15日、アンナプルナで吹雪きが発生し雪崩が起きた。
大勢のトレッキングする人が巻き込まれ、43人が犠牲に。
21人が外国人の登山者で、残りはネパール人のガイドだった。
ネパールにおけるトレッキングにおいて、史上最も大規模な事故となっています。
今回起きた雪崩では200人が救出されていますが、もし雪崩に巻き込まれてしまっていたら過去最悪のものとなっていたかもしれません。
とはいえ、7人が行方不明となっているということで、早急に発見となってくれることを願うばかりです。
まとめ
ネパールのアンナプルナで雪崩が発生し、7人が行方不明となっています。
アンナプルナは8,000メートル級の山で一番危険な山であり、登頂者も少ない。
過去にも雪崩は頻発していますが、だからこそ登頂へかき立てるものがあるのでしょうか・・・登山者にしか分からない魅力がそこにはあるのでしょうね。