大地震や気象災害など、日本はいつどこで災害に見舞われる分からないという時代となっています。
被災すれば避難所に滞在する期間も長くなるでしょう。
しかし、災害で現金や通帳が燃えてしまったり流されてしまったらどうすればいいのか不安ではないですか?
お金はなくても生活できるのか・・・そんな時のための事前準備につてお伝えします。
災害で現金や通帳が燃えた!避難所でお金はなくても大丈夫?
災害に遭えば、手持ちの財布の中にある現金しかお金がないなんて状況も出てきます。
通帳にはお金が入っているのに、肝心の通帳やカードがもう見つからない。
お金が下ろせないとなったら生活していけるのだろうか。
そもそも避難所生活においてお金は必要なのでしょか?
避難所では最低限の食事や水は支給され、毛布なども借りることができるので当面はお金を使わなくても大丈夫なことが多い。
しかし、ある程度落ち着いてきて、お店が再開すれば当然お金は必要になってきます。
財布のお金が尽きてしまったら、下着を替えたり靴を替えたりすることが難しくなってしまいます。
銀行や郵便局の通帳や印鑑がなくなってしまった場合は、通常、身分証明書が必要となる。
住所を確認し、家にカードや通帳を送ってきて、受け取ることでようやく使用できます。
その送り先の家がないのだから、送りようがありません・・・さて、どうしたものか。
過去の大震災から学ぶ通帳・印鑑の紛失時の対応
1995年1月17日に起きた阪神淡路大震災の時の例を見てみましょう。
当時の政府は、キャッシュカードや通帳・印鑑が紛失してもお金を引き出せるように特別な措置を行っています。
しかし、次のことが条件となっていました。
・印鑑の代わりに拇印
とはいえ、通帳やキャッシュカード、印鑑がなくても被災者たちは面倒な手続きなくお金を引き出せたのです。
同じように東日本大震災や熊本地震でも、本人確認ができれば引き出しに応じてくれています。
銀行は10万円まで、郵便局は20万円までとなっていました。
ただ、金融機関はなりすましによる他人の預金引き出しに警戒しているはず。
自分が疑われないためにも、写真付きの身分証明書を身につけておくことが望まれます。
身分証明書・通帳のコピーも準備しておこう!
運転免許証でもいいですし、免許がない場合はマイナンバーカードが有効的です。
震災時にカードや通帳がなくてもお金を引き出せるといっても、身分証明書がなければ下ろせません。
もし、身分を証明できない場合は、預金口座の番号や残高、履歴などを覚えておくことで対応してくれる可能性があります。
店番号、口座番号、支店名、名義、残高、履歴が分かるページをコピーしておくのも1つの手段です。
ただし、大切な個人情報となるので絶対に無くさないように気をつけなければいけません。
ある程度の現金も家に用意しておいて、避難時にすぐに持って行けるように防災袋(ジップロック)にまとめて保管しておくのもいいでしょう。
ちなみに、お札は3分の2以上残っていれば、新しい紙幣に交換してくれますし、3分の2未満~5分の2以上残っていれば半額に替えてくれるので覚えておくと良いでしょう。
まとめ
大規模な災害に遭った際に、通帳やキャッシュカードを紛失してしまっても、特別措置により引き出すことは可能です。
そのためには、身分証明書が重要なので、顔写真のある免許証やマイナンバーカードを身につけておきたい。
もしもの時のために、身分証明書や通帳のコピーを用意し、現金と共に防災袋の中に保管しておくと良いでしょう。
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