【防災】火災の原因となる意外な出火の種類|天かすの自然発火に注意!

【防災】火災の原因となる意外な出火の種類|天かすの自然発火に注意!

火災にならないように気をつけていても、意外な原因で起こってしまうことがあります。

 

例えば、天かすから自然発火することがあるというのをご存じでしょうか?

 

ここでは、普段から気にしていなければ防げない出火の原因について紹介していくので、もう一度、見直してみてください。



防災・火災の原因となる意外な出火とは?

火災の意外な原因について、以下のケースに分けてお伝えします。

・天かす
・ペットボトル
・乾燥機
・スマホ(モバイルバッテリー)
・コンセントプラグ
・電子レンジ

天かすの自然発火に注意!

天かすから自動的に発火するなんて、本当なのか信じられませんよね。

 

先に言っておきますが、販売されている天かすから火が出るというわけではありませんので安心してください。

 

天かすは、高温の油で天ぷらを揚げたときに出るものですが、調理で出てしまった天かすをあなたはどのように処分していますか?

 

例えば、天かすを油からすくって、ザルなんかに大量に山積みしていたりしてはいませんか?

 

実は、油から出した大量の天かすを放置しておくのが危険なんですよ。

 

天かすに染み込んだ油が酸化することで熱を帯び、山積みされていると熱がこもり自然発火してしまうのです。

 

しかも出火しやすいのは寝ている夜中が多く、適切な処置をしてからでないと寝るのは危険なのです。

発火しないために
容器を確認する
→通気性の良い容器を使用する
大量に溜めない
→平たく置くなどして熱がこもらないようにする
捨てる前に十分に冷やす
→水をまんべんなくかけて完全に冷えるまで確認する
最後の処理まで油断しない
→油を使ったら最後の最後まで処理をしっかりと行い油断は絶対にしない

ペットボトルの収れん火災

ペットボトルに太陽の光が当たっていると、火災になることもあるので注意してください。

 

小学生の頃に理科の実験で行った、虫メガネで太陽光を集めて黒い紙を燃やすアレと同じ原理ですね。

 

太陽の位置が低くなり、部屋の奥まで光が届く冬に起こりやすく、窓際でなくても気をつけておきましょう。

 

ペットボトルの他にも、ガラスのビンメガネ金魚鉢ガラス玉水晶のようなものでも起こる可能性があります。

 

特に、10時~15時は日差しが強くなるため、十分に気をつけてください。

 

発火を防ぐには、日差しが届く位置には、光を集めるガラス製やプラスチック製のモノを置かないこと。

洗濯乾燥機

家庭での発火する可能性があるのが洗濯の乾燥機です。

 

服にオイルが付いている場合に起こりやすく、ボディオイル、食用油、機械油、油を拭いた布巾などを乾燥機にかけるのは危険な行為なのです。

 

油に高温の熱が加わることで酸化し、発火してしまいます。

 

油をしっかり取り除いてから乾燥機にかけるか、そもそも乾燥機にかけないことが発火を抑えるポイントとなります。

 

ストーブで乾かす場合も、洗濯物が燃えることがあるので気をつけてください。



スマホ(モバイルバッテリー)

スマホのモバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が採用されていますが、不具合で発火することがあります。

 

通勤中や就寝中に、服や布団に火が移り火災になることも。

 

経年劣化高温・低温での環境での使用に注意し、落としたり押しつぶしたりしないように丁寧に扱うこと。

 

電池が変形したらそのまま使わずに、買い換えたり修理に出すようにしましょう。

コンセントプラグ

コンセントプラグにホコリが溜まっていると、発火することがあるので注意。

 

定期的にプラグ周りを掃除し、常にリスクを減らすようにしておきましょう。

 

特に、冷蔵庫やテレビの裏側など、普段目につかない場所は忘れやすいので気をつけてください。

 

出火を発見したら、すぐにブレーカーを落として消火器で消すようにします。

 

プラグから火花が出ると、樹脂が溶けて電気を通しやすくなる「トラック」が作られてしまいます。

 

トラックによる火災を「トラッキング火災」といい、十分に注意しておきたい原因の一つなのです。

電子レンジ

電子レンジによる火災にも注意しなくてはいけません。

 

中華まんやサツマイモを長時間レンジで温め続けると発火することがあります。

 

これらの食品の水分が蒸発してしまうと、炭化して燃えやすいガスが発生。

 

ガスがレンジ内に充満すると、炭化した食品に電気を帯びてガスに引火。

 

食品だけではなく、弁当に使われるアルミに電磁波が当たって電流を発生して引火する可能性もあります。

 

もし、火を確認したら、扉はしめたまますぐにコンセントを抜いたりブレーカーを落としたりしてください。

 

火が消えない場合は、消火器で消すようにしましょう。

 

まとめ

火災の原因には、意外なものがあるということを理解して、日頃から十分に注意しておきましょう。

・天かす
・ペットボトル
・乾燥機
・スマホ(モバイルバッテリー)
・コンセントプラグ
・電子レンジ

 

部屋を常にきれいにしておくのはもちろんのこと、知識をしっかりと持っておくことが大切になります。

 

↑の原因は、実際に火災が起こっているものでもあり、誰でも起こる可能性があるということを認識しておいてください。

 

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