突然の雷雨など、夏によく起こるのが雷の自然災害。
落雷となれば停電したり、家電が壊れたり、時には命に関わることにもなりかねないため楽観視できるものではありません。
家にいる時に雷が発生した場合、どんなことに気をつければいいのでしょうか。
ここでは、安全だと言われている車は本当に安全なのか、家での行動とともに紹介します。
防災・家にいる時に雷が発生した場合に気をつけること
家にいる時に雷の音が聞こえてきたら、雨が降っていなくても気をつけておきたいことがいくつかあるので注意してください。
洗濯物を干していた場合、近くで雷が落ちていたら取り込むのは危険です。
一瞬でやってしまえば大丈夫だと思うかもしれませんが、その一瞬に雷が落ちてきたら後悔してもしきれません。
洗濯機を回したり、お風呂に入るのも雷が収まってからにしましょう。
落雷した時に、配管から感電する可能性があるので非常に危険な行為なんですよね。
屋外にいるよりは当然安全ではありますが、100パーセント安全ではないということを肝に銘じておくようにしましょう。
ここでは、次のポイントについてお話しさせていただきますので、いざという時のための参考にしてみてください。
・停電に備えてランタンを用意しておく
・車の中は安全なの?
・雷の前兆を知っておこう
コンセントプラグを抜いておく
家にいる時に、近くで落雷が発生している場合は、家中のコンセントプラグを外すようにしてください。
いくら屋内にいるからといって、電流が家の中に入ってこない保証はありません。
コンセントの他にも電話線、テレビのアンテナ線などから伝わり、パソコンや冷蔵庫、テレビなど様々な家電が壊れてしまう可能性があるのです。
さらに、窓ガラスや壁際から離れ、できるだけ1メートル以上は距離を置きたいところ。
ガラスが衝撃で割れることもあるので、雷が収まるまで近づいてはいけません。
停電に備えてランタンを用意しておく
落雷により停電になったら、慌てず冷静に明かりを確保するようにします。
暗くなってから「あれ、どこだっけ!?」なんてことにならないように、普段から定位置に懐中電灯を置いておくと良い。
リビングだけでなく寝室やそれぞれの部屋の手が届く場所に置くように。
暗い中でもスムーズに移動できるように、家は常にきれいな状態にしておき、足元にモノが散乱しないように心がけて整理整頓しておきましょう。
スマホのライトも有効ですが、いざという時の連絡用のために電池は残しておきたいので控えておくようにします。
特に便利なのが、ソーラー式のランタンや手回し式のライト。
ソーラーは太陽光で充電ができるのでコンセントがなくてもOK。
ただし、一度切れてしまったら日中ではなくては再充電できないのが難点。
手回し式は、何度でも充電できるので便利ですが、回すのに体力がいるのが難点です。
電池式の懐中電灯を立てて、その上に水の入ったペットボトルを置くと簡易的なランタンになります。
もしくは、懐中電灯のヘッドに半透明レジ袋を被せてフワッとさせれば、同様にランタンへ早変わり。
ただ、レジ袋の場合は、熱によって溶ける可能性があるので十分に注意。
車の中は安全なの?
よく、雷に対して車の中は安全という話しを聞きますが、実際のところどうなんでしょうかね。
車は、屋内と同じように基本的には雷に対して安全と言えます。
もし、車に落雷してボディからタイヤを伝って地面に放出されます。
しかし、車内の金属部分に触れると危険なので絶対に触らないようにして、できるだけ車内の中央に寄るようにしましょう。
ラジオやカーナビなどの電子機器には影響が出る可能性があり、ボディにも傷が残ってしまうことも。
熱によってタイヤがバーストすることもあるので注意。
オープンカーの屋根のようにボディの一部が金属ではない場合は、直接被害があるので落雷したら非常に危険となります。
また、運転中には驚いてしまった瞬間にハンドルを取られて事故になるケースがあるので注意しておきたい。
豪雨や強風を伴っている場合には、ゆっくりと減速、もしくは安全に路肩(停止OKな場所に限る)や駐車場に停めて収まるのを待ちましょう。
雷の前兆を知っておこう
雷の発生時には、いくつか前兆となる空の変化が見られるので見逃さないようにしましょう。
雷が鳴る前には、周囲が暗くなり、積乱雲が発達して稲光が見えるようになります。
遠くの空が光り出したら、屋内に避難するようにしてください。
また、雨の匂いがしてくるので、敏感に感じ取って予測できるようにしておくようにしたい。
光と音のタイミングのズレが大きいから遠いと安心せず、変化に気づいたら避難を。
夏は夕方に夕立やゲリラ豪雨が起こりやすいので、小まめに天気予報や注意報をチェックするようにしてください。
まとめ
家にいる時に雷の音が聞こえてきたら電源プラグを抜いて、落雷から家電を守るようにします。
その上で、窓ガラスから離れできるだけ部屋の中央に避難し、お風呂や洗濯は控えてください。
もし屋外にいる場合は、光や音を少しでも認識したら安全な屋外に入って収まるのを待つようにしましょう。
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