地震や気象災害が起きた時に備えておきたい非常用の「持ち出しリュック」。
ただ、どうしても場所を取ってしまうというのが悩みどころではないでしょうか。
そんな置き場所の悩みを解決した商品がミヤビワークスの「OTE」なんですよね。
持ち出しリュックはどれを買えば良いいのか迷っている方、実際のところどんなものなのと気になっている方のためにレビューをさせていただきます。
ここでは、ミヤビワークス「OTE」について、良い点・惜しい点についても正直にお伝えしていきますので、防災リュック選びの参考にしてみてください。
・デザインやインテリアにこだわりのある方
・置き場所に困っている方
・部屋にスペースがあまりない方
・一人暮らしの方
・夫婦の二人暮らしの方
・離れて暮らすお子さんが心配な方
・防災リュックを最小限に抑えたい方
「OTE」の置き場所に困らない絶妙なデザイン
持ち出しリュックは、見えない場所に置いていては意味がありませんし、取り出すのに時間がかかってしまいます。
探していてケガや二次災害に遭ったら元も子もありませんよね。
そんな持ち出しリュックの置き場所の問題を解決したのが、オリジナル防災バッグ「OTE」のデザイン性。
見た目は四角いシンプルなデザインで、一般的な防災用のリュックとは一線を画しています。
一番の特徴は、「鉄製の扉に設置」することができ、場所を取らないこと。
「OTE」は「On The Exit」の略で出口に置いておくという意味です。
出口に置いておけば、避難する際にスムーズに持っていくことができますよね。
裏の四隅(写真の赤○)には磁石が仕込まれていて、実際に取り付けてみるとガチャっとしっかりくっつきます。
少し曲線のある面だとゆっくりとずり落ちてしまいますが、真っ直ぐな面に取り付けておけば大丈夫です。
もし、鉄製の扉じゃないよという方の場合は、磁石バージョンではなく「壁掛け専用フック」を選択することで壁にも付けられます。
玄関が狭くて置いておくスペースがない場合や、一般的なリュックを表に出しているとインテリアが気になるという方におすすめの設置方法です。
ワンルームや1Kのように、玄関の近くに冷蔵庫が置いてある場合は、側面に貼り付けておくのもアリですよ。
壁掛け専用フックの付け方も動画でわかりやすく説明されているので公式サイトで確認してみてください。
背負いやすさ・重さ
専用のベルトを使い、背負うことができるようになります。
気になる重さですが、約2.5kgなのでほとんど重さは感じずに背負うことが可能です。
災害時に重い荷物を背負って移動することに不安のある方でも簡単に持ち運ぶことができるので安心です。
ただ、ベルト幅が細いので背負いにくいという違和感は感じるんですよね。
それでも、痛くなるようなほどではないので、避難する際に問題になることはないと思います。
商品概要 | |
---|---|
サイズ | 33cm×33cm×10.5cm |
材質 | ポリエステル |
重さ | 約2.5kg |
ちなみに、災害が起きてからベルトを付けていると時間がかかるので、普段から付けたままにしておきましょう。
もちろん、ベルトを付けたままでも磁石はくっつくので問題ありませんよ。
「OTE」の中身
「OTE」の中身は、防災のプロが厳選した13点となっています。
②強力ヘッドライト
③単4乾電池 ×3本
④不織布マスク ×2枚
⑤ポケットレインコート
⑥軍手(黒)
⑦手回し充電ラジオライト
⑧緊急用ホイッスル
⑨ウェットティッシュ(5年保証)
⑩救急セット
⑪飲料水(500ml・5年保証)
⑫生命のパンあんしん(5年保証)
⑬4層の防寒・防風アルミシート
一般的な防災リュックに比べると少ない印象ですね。
ただ、スペースはけっこう空くので、あなたにとって必要となる小物を入れることが可能なんです。
常備薬、コンタクトレンズ、生理用品など、あなたにとって何があればより安心なのか考えておくことが大切です。
1食分の食べ物と水が基本セット内容なので、水やスティック状の栄養食品などを用意しておくと良いかもしれませんね。
単4電池はヘッドライトに使用しますが、念のため多めに用意しておくようにしましょう。
防災用キャップ
防災用キャップは、内側に衝撃から頭を守ってくれるプロテクターが付いています。
日本防炎協会が定める防災頭巾の衝撃吸収性能基準を3倍以上も満たしているとのことで、ヘルメット並の役割を果たしてくれます。
同時に、日差しから頭を守ってくれるので暑さ対策としても有効です。
ただ、被った時に頭の上部はしっかりと守ってくれるので安心ですが、こめかみ辺りの側頭部はガードできていないのが惜しいところ。
あとは、脱げやすい印象があったので、避難時に頭を無駄に振ったりするのは控えた方がいいですね。
とはいえ、収納時には「高さ15.5cm 幅11cm 奥行7.5cm」というコンパクトさで、脳天を守ってくれるのは便利ですし心強いアイテムです。
強力ヘッドライト
ヘッドライトは、セットに含まれている単4電池3本を使います。
連続点灯は約4時間となっています。
世に出回っているヘッドライトは数多くありますが、光の強さはまちまちで強力なものから弱いものまであります。
セットにあるヘッドライトは、見た目は頼りないイメージですが点けてみると想像していたよりも明るい印象でした。
光の強さも弱、強、点滅と3種類あり、暗闇でも足元や数メートル前をしっかり視認できるレベルです。
夜の避難となっても問題なく安全なルートを確保することができるでしょう。
見た目とのギャップもあったので、実は、「OTE」の中身の中で、このヘッドライトを点けた時の明るさが一番驚きました。
手回し充電ラジオライト
手回し充電ラジオライトは、名前の通りレバーを回すことで充電されてライトとラジオが使えるようになるというアイテムです。
USB出力ポートでスマホを充電することも可能な優れもの。
居場所を周囲に知らせるブザー機能もあり、懐中電灯は約10時間も連続で使用することが可能となっています。
電池もコンセントも必要ないというのが最大のメリットですね。
ライトの明るさは、ヘッドライトほどではありませんが暗がりでの視認性は十分に確保できるので、停電時にも活躍することができます。
ヘッドライトが電池切れになった時にはサブ的な役割をしてくれるますし、電池切れがないのは心強いですね。
その他のアイテム
その他にも、実用性の高いグッズが収められています。
・ポケットレインコート
・軍手(黒)
・緊急用ホイッスル
・ウェットティッシュ(5年保証)
・救急セット
・飲料水(500ml・5年保証)
・生命のパンあんしん(5年保証)
・4層の防寒・防風アルミシート
もし、瓦礫に埋もれてしまい自力で逃れられない状態になった際に有効となるのが音を出すこと。
体力を使わないように助けのタイミングを待つのが基本ですが、ホイッスルがあれば助けを呼ぶことが可能となります。
リュックに入れておくよりは、手元に置いておく方が良いかもしれません。
軍手は、割れたガラスや折れた木材から守るために重要ですが、滑り止めがついていると尚よかったかなと思います。
先ほども書きましたが、バッグにはかなりのスペースが空くので必要なものをプラスして入れておくのがポイントです。
>>>ミヤビワークス公式サイト
良い点・惜しい点のまとめ
防災グッズに限らず、製品は必ず良い点・惜しい点がありますよね。
「OTE」における良い点・惜しい点を改めてまとめておきます。
・デザイン性
・コンパクト
・置き場所を確保できる
・避難時にすぐに持ち出せる
・軽い
・ヘッドライトと手回し式ラジオライトのスペック
・セットのアイテム数が少なめ
・軍手に滑り止めがほしい
・ショルダーベルトの幅が狭い
・ちょっと背負いにくい
・反射板がついていない
ただ、アイテムはプラスできるので、他に何が必要になってくるのか防災について普段から考えておくことが大切です。
背負いにくさに関しても、避難する際にはそんなことを言っている場合ではありませんので気にもならないでしょうね。
反射板をつけて、車や周囲の人からも認識できるようにするとより安全に避難することができます。
大切な人に贈る
冒頭で「OTE」のおすすめの方を紹介しました。
・デザインやインテリアにこだわりのある方
・置き場所に困っている方
・部屋にスペースがあまりない方
・一人暮らしの方
・夫婦の二人暮らしの方
・離れて暮らすお子さんが心配な方
・防災リュックを最小限に抑えたい方
コンパクトな防災バッグなので、特に一人暮らしやご夫婦の二人暮らしの方にはおすすめですね。
また、家を出て離れて暮らすお子さんが心配という親御さんにもおすすめです。
災害はいつ起きるか分からないため、どうしても防災グッズは後回しにしがちなんですよね。
とはいっても備えをしっかりとしておかなければ、いざという時に後悔してもしきれません。
働き始めた方や大学生になったばかりのお子さん、離れて暮らす家族へプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
ミヤビワークス オリジナル防災バッグ「OTE」
ドアにくっつける収納デザイン「On The Exit」
公式サイトを見る
まとめ
ミヤビワークスが販売しているオリジナル防災バッグ「OTE」は、コンパクトなデザインで場所を取らない新しいコンセプトの持ち出しリュックとなっています。
インテリアとしてドアにくっつけておけば、避難時にスムーズに持ち出すことが可能です。
↓の記事では、持ち出しリュックに必要な中身について紹介していますので、参考にしてみてください。
記事内ではグッズを多めに書いていますので、あなたに必要なものは何なのかを考えるきっかけになれば幸いです。
また、水害に特化した「水害対策用OTE」、「3WAY防災バッグ」についてもレビューしていますので、参考にしてみてください。
>>>ミヤビワークス公式サイト
»【防災グッズ】持ち出しリュックセットに最低限用意しておくべき中身一覧リスト
»【防災グッズ】家の備蓄セット(自宅避難用)に絶対に必要なもの一覧リスト
»【防災グッズ】普段持ち歩くバッグの中に必ず入れておきたいもの一覧リスト
»【防災グッズ】職場にも備えておきたいもの一覧リストを紹介!
»【防災】災害で生き残るには72時間が勝負!避難行動シーン別まとめ